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16 row MDCT |
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj17DMwZhh9A-3rhXfThp9cO0OeAMkVpU0YmkmYtYzSm8LqvzP9AXzn72eVu0pP6rfC_A7TW3sA1KC8Vrct0xakXVaZEsp9wPZO3igvdOvZkcyFahSJEozH8UUkYFC-aQLJFs9zLgfd8-s/s320/201010271.jpg) |
64 row MDCT |
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhb8j37DJWb5QXEvazol8ebDq2nZJiwsNuAPFn4lOjd_sdrnQE7O7Dyqdw0HZFKZy39FOT8cxSsIA727xPPmfH_fQiDSp6lbhLZFOmz58hWkqmIAiTurUS0bKtY6KIAoyM4K9Fmiwkd2jo/s320/201010272.jpg) |
2.5mm Cypher |
2009年5月にhigh lateral branchにCypher植込みを行った88歳の女性です。労作性の胸痛がありPCIを行いました。このような小さな血管ですから、詰まったからといって生命の危機は起きません。生活の質が改善することが治療の目的です。ですからステント植込み後の評価にしばられて何度もカテーテルをされるようであればPCIをやった価値がありません。余程のことがない限りこの方にはカテーテルはしないつもりです。
最上段はPCI前に16列MDCTで撮影したもの、中段は本日64列MDCTで撮影したものです。画質の次元が異なります。Helicalに撮影した16列とsnapshot pulseで撮影した64列の違いでしょうか。また、高齢者の場合、16列の長い息止めは難しく、上段のような絵になりがちです。64列は高齢者にも優しいのです。使用した造影剤は47mlでした。
下段はステント内の評価ですが、アーチファクトはあるものの再狭窄ではなさそうです。2.5mmのステントの評価は3mm以上のものと比べて困難ですが、他の薬剤溶出性ステントと比べて第一世代のCypherの2.5mmは評価が難しい印象です。岐阜ハートセンターではステント毎に解析方法を変えているそうです。教えを請わなければなりません。
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