Thursday, September 1, 2011

4月の腎動脈ステントの方が再入院です

Fig. 1 Rt-renal Aretry before PTRA (Apr. 15, 2011)
  2011年4月26日付の当ブログ「心不全を繰り返す腎動脈狭窄の方がステント植込みを終え、本日退院です」の方が再入院です。

ステント植込み前の推定右室圧は51mmHgでしたが、今回入院時の推定右室圧は35mmHgでした。夜半に起坐呼吸で入院し、翌朝の数字です。翌朝にはケロッとしています。典型的なCardiac Disturbance Syndromeです。ステントの再狭窄を疑い、CTで評価しましたが、右腎動脈に植え込んだステントに再狭窄は認められません(Fig. 2)。

 しかし、左腎動脈にはdiffuseに高度狭窄を認めます(Fig. 3)。これは4月と同様の所見ですが、腎萎縮もあり、こちらの治療は意味がないのではと考えていました。しかし、Cardiac Disturbanceを繰り返すのであれば、こちらの治療も考えなければなりません。

Fig. 2 4 months after stenting(AUg. 29. 2011)
  Brachial Arteryは石のように固く、拍動も微弱です。上肢からのアプローチは無理なようです。左そけいは、動脈瘤です。右そけいからのアプローチしかありません。腎動脈下も動脈瘤です。

手を付けるならば、困難な治療になります。 




Fig. 3 Lt-Renal Artery (Aug. 29, 2011)

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