2020年3月3日火曜日

「新型コロナの検査はできんのか、しゃあないな、それなら、家帰って芋食うて屁ぇこいて寝よ」とはなりませんよね

youtubeより
私は今、鹿児島県鹿屋市に住み働いていますが、生まれも育ちも大阪です。大阪人というとボケたり突っ込んだりして会話をするんですよねと言われることもありますが、そんなことを大阪の学校で教える訳でもなくすべての大阪人がそんなことを良しとしているわけではありません。関東で働いている時には大阪人は下品だとか、粋じゃないなどと思う人が多くて多少のつらさもありました。すべての大阪人が下品なわけではありませんが、確かに大阪には広く普及している下品な言葉もあります。

「芋でも食うて、屁ぇこいて寝よ」などは代表的な大阪人の下品な言葉です。他の文化圏の人には意味が分からないと思います。意味は大阪出身の私にもよく分かりませんが…

ややこしいケンカになった時、難しいことを言われてよく分からない時などに、その面倒なことに終わりを告げるために「もうええわ、家帰って芋でも食うて屁ぇこいて寝よ」と使うのが一般的だと思います。

新型コロナのPCR検査で感度は〇%で、特異度は〇%、陽性的中率は〇%だから必ずしも検査をして陰性だからといって安心という訳でもないし、症状のない時に検査しても感染している人だって陽性にはならないのだから急いで検査を受けても仕方がないよと説明してどれほどの人が納得してくれるでしょう。まして心配だから検査をしてくれとネットに多くの情報があっても来られた方です。

本日の加藤厚労相の会見では新型コロナ検査の自己負担分は公費で補助するとのことでした。つまりただ、無料です。どれほどの人が必要もない検査を求めてこられるんでしょう。気が遠くなる思いです。

患者さんが「よう分からんけど、それやったら、家帰って屁ぇこいて寝よ」と言ってくれ、そんな会話で自宅待機が促されるのであれば言うことなしだと思います。しかし、今の時代にはそんなことは夢物語に違いありません。

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