2013年9月16日月曜日

実質0円というまやかしを何故 当たり前にニュースで流すのでしょうか?



私は1954年生まれです。高度経済成長期を学生と過ごし、社会人になって日本のバブル期を経験しました。バブル期には必要がないものまで浪費するような人たちを身近に見ました。しかし、幼少期に物を大事にしなさいと言われたことはどうしても自分の思考から消えません。使えるものであれば大事に使おう、必要もないのに買い替えるのはもったいないというのが考え方の基本です。鹿屋ハートセンターも間もなく開設丸7年が経過します。リース契約も終了し再リースで使い続ければ年間のリース料負担は10分の1ですから随分と楽になります。それを見て新しく機器を更新したらいかがですかと営業してくるメーカーさんも少なくないですが、現行の機器が使い物にならないあるいは新製品の機能が著しく向上しているというのでなければ無駄な機器の更新はしないつもりです。

私が今使っている携帯電話はiPhone4sです。2年前から使っています。携帯各社が同様に行っている2年縛りが終了し更新の時期が来月に迫っています。2年間、機器の代金を支払ってきたと思っていたので更新後には毎月の負担がいくらに減るのかショップに行って聞いてきました。ホームページには新しく購入する人や機種変更の人に負担は説明してありますが更新後にはいくらになるか書いていないように思ったからです。ショップの答えは2年契約の更新後も月々の負担は同じというものでした。

私の契約しているauでは

私のiphoneは4s 32Gですが機種を変更せずに契約を更新した場合
今後2年間の負担は170,832円とのことです。

これを5c 32Gに機種変更すると
今後2年間の負担は4sの下取りを引いて172,888円とのことでした。

わずかに2,000円の差です。

過去2年間は機種代金を割り引いていただけで2年間で170,832円は妥当な通信費ということでしょうか?全く違うと思います。実質0円という名目で販売し、通信費で回収するというビジネスモデルとしか考えられません。通信費に機種代金が上乗せされており、なおかつ機種代金を回収した後も、同額をその後も取り続ける仕組みだと思うと、こんなビジネスが許されるのかと思います。

docomoにも聞いてきました。

5c 32Gで今後2年間の支払総額は165,192円

5s 32Gで今後2年間の支払総額は175,272円とのことでした。

物を大事に使うよりも機種もキャリアも更新した方が得なようです。

図はdocomoで機種を一括購入した際の月々の負担だそうです。この場合、月々の負担は機種代金の24分の1だけ安くなっているので、実質0円といっても機種代金を通信費に上乗せしていますよということがよく分かります。であるならば機種代金を支払い終わった2年後も同様に機種代金を上乗せしていない通信費で利用できるのでしょうか?

新しく5sや5cが発表された際に5cは99ドル等と報道されました。しかしこの価格は米国でも2年間の契約をした際の価格で本体価格ではありませんでした。このような形で報道するならば新しいiphoneは日本では0円で販売すると報道するのでしょうか。実質0円というのはまやかしです。

子供の頃、「物を大切にしなさい」と同時に両親に教えてもらった言葉があります。「ただほど高いものはない」です。

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