2013年6月10日月曜日

Stent jailになった分岐部に対するワイヤークロス

今日は小さな話です。Cx入口部に高度狭窄がありLMTにもプラークがあります(上段)。中断の図はPCI後です。Cxにステント植込みをし、次いでLADに向かってステントを植込み、その後Cxに向けてワイヤークロスをし直しました。しかし、1.25㎜バルーンでもステントストラットをクロスすることができませんでした。このため もう少し遠位部を狙ってワイヤーを通過させた後バルーンクロスを試みるとすっと通過しました。ステントストラットをバルーンが超えない時にだれでもする手技ですが、最下段の図が2本目のワイヤーを通した後の撮影です。パソコンの図で確認できるでしょうか?ワイヤー1-2本分程度、遠位部からワイヤーが入っています。

分岐部に向かってワイヤーをステントストラットにクロスさせる時、なるべく遠位部からとよく言いますが、通過したワイヤーと通過しなかったワイヤーの通過部位の差はごくわずかです。私は透視像を肉眼で見て確認できないと思います。

ワイヤーが通過したにもかかわらずバルーンが通過しない時、ほんの少し遠位部を狙ってワイヤーをもう1本出すしかないと思います。


1 件のコメント:

  1. 初めまして、いつも参考になる記事を掲載頂きありがとうございます。

    質問なのですが、#6付近に2.3mm長のxience alpineを側枝を跨いで留置しました。
    側枝へのjailは解放せず留置しましたが、永久に血液とストラットが触れ続けることになります。
    ストラットの内皮化が完了した場合、jail開放した場合のほうが血栓症リスクは低下するのでしょうか?
    誠に勝手ながら見解をお聞かせ頂ければ幸いです。

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